逆ハー戦隊シャドウファイブ
第19章 19 ラストバトル
強化して野獣と化したブラックシャドウを取り囲む。
「見ろ! 興奮のせいで勃起しているが破れそうにない」
「くそー。さすが黒彦だな。スーツの内部も強化してやがる」
「いや。俺たちは毎日着るものだから、着心地を重視するとあの強度が限界だろう」
「しかし、でかい」
「ともかく動きを封じ込めよう。あのバーサーカー状態だと建物ごと破壊しかねない」
「よし!」
まずはレッドが銃を撃った。サイレント機能が付いているのでシュッと風を切る音だけが聞こえ、ブラックシャドウの太腿に弾がめり込む。足に撃ち込まれたことに気づき、ブラックシャドウはちらりと一瞥するが無視して両手を広げ「グウウウゥーッ!!!」と唸り声をあげる。
「うっ、耳が」
「マスクがないせいで音波耐性が!」
唸り声は超音波と衝撃波が混じりあい、メンバーの聴覚にダメージを与える。幸い私はマスクをかぶっているので耳をふさぐ必要はなかった。
それでも7発、レッドはブラックシャドウに弾を撃ち込む。しかし一向に動きは変わらず、ホワイトの両肩をガシッと掴んだ。
「く、くそっ、放せ!」
イエローがブラックシャドウの手首に鞭を巻き付け、引っ張るが、びくともしない。
「強化し過ぎだろ! 怪人の比じゃない!」
ホワイトをそのまま抱きしめ始めると、骨のきしむ音が聞こえてくる。
「くううっ、ううくうぅうっ!」
バトルスーツで守られてはいるが時間の問題だ。
「見ろ! 興奮のせいで勃起しているが破れそうにない」
「くそー。さすが黒彦だな。スーツの内部も強化してやがる」
「いや。俺たちは毎日着るものだから、着心地を重視するとあの強度が限界だろう」
「しかし、でかい」
「ともかく動きを封じ込めよう。あのバーサーカー状態だと建物ごと破壊しかねない」
「よし!」
まずはレッドが銃を撃った。サイレント機能が付いているのでシュッと風を切る音だけが聞こえ、ブラックシャドウの太腿に弾がめり込む。足に撃ち込まれたことに気づき、ブラックシャドウはちらりと一瞥するが無視して両手を広げ「グウウウゥーッ!!!」と唸り声をあげる。
「うっ、耳が」
「マスクがないせいで音波耐性が!」
唸り声は超音波と衝撃波が混じりあい、メンバーの聴覚にダメージを与える。幸い私はマスクをかぶっているので耳をふさぐ必要はなかった。
それでも7発、レッドはブラックシャドウに弾を撃ち込む。しかし一向に動きは変わらず、ホワイトの両肩をガシッと掴んだ。
「く、くそっ、放せ!」
イエローがブラックシャドウの手首に鞭を巻き付け、引っ張るが、びくともしない。
「強化し過ぎだろ! 怪人の比じゃない!」
ホワイトをそのまま抱きしめ始めると、骨のきしむ音が聞こえてくる。
「くううっ、ううくうぅうっ!」
バトルスーツで守られてはいるが時間の問題だ。