逆ハー戦隊シャドウファイブ
第19章 19 ラストバトル
「だめだ、斬れない」
ブルーが後ろから、ブラックシャドウのバトルスーツを切り刻もうとするがやはり、特殊な繊維で作られたバトルスーツには傷1つ付けられなかった。
「こうなったら肉弾戦しかない」
グリーンが躍り出ると、危機を悟ったのかブラックシャドウはホワイトを手放し、両手首を重ね合わせた。ブィーンと鈍い音がしたかと思うと、手首から手の甲、肘まで金属が覆った。
「こいつ! シールドまで!」
「しかもただのシールドじゃない!」
そう。シールドに見えたかと思ったが、実はガントレッドで防御もさることながら打撃にも適していそうだ。
ホワイトはあばらを押さえながら「何もかも上から上にいきやがって」と悔しそうな半面、嬉しそうにも呟いた。
「だめだ、銃は効果がない」
レッドがカチカチと引き金を引いていると、その隙をつきブラックシャドウは素早く大きく腕を振り、ラリアットをかました。
「うわぁああっ!」
とっさにガードしたが、吹き飛ばされ壁に当たってしまう。
「レッド!」
私はホワイトの側からレッドに駆け寄る。
「う、く、だ、大丈夫だ」
「よかった」
「それよりも、ピンク。君は逃げるんだ。ここに居ては危険だ」
「え、そんな。嫌です。私だってメンバーです!」
レッドに逃げるように言われたが私にはできない。そうやり取りしていると、ブルーもイエローも投げ飛ばされ、武器も奪われていた。
ブラックシャドウに捕まると不利だと考え、グリーンは以前ムキムキ怪人との戦いで見せた『手四つの力比べ』は避け、蹴りと打撃で応戦している。
グリーンの攻めをブラックシャドウは全てガントレッドで受け止め、ダメージを逃がす。
イエローがブルーに肩を貸し、グリーンとブラックシャドウの戦っているそばから離れ、二人の激闘を見守る。膠着状態であったがグリーンに疲労の色が見え始める。
「だめだ。本来はグリーンが圧倒的なのに」
「だけど俺たちの中でグリーンの次に太極拳をマスターしてたからな」
どうやらメンバー全員とブラックシャドウも太極拳を習っていたようだ。さっき受けた技は発勁だろうか。
グリーンの疲労がたまり、、ブラックシャドウにどんどん後退させられ、次にブルーが交代する。
ブルーが後ろから、ブラックシャドウのバトルスーツを切り刻もうとするがやはり、特殊な繊維で作られたバトルスーツには傷1つ付けられなかった。
「こうなったら肉弾戦しかない」
グリーンが躍り出ると、危機を悟ったのかブラックシャドウはホワイトを手放し、両手首を重ね合わせた。ブィーンと鈍い音がしたかと思うと、手首から手の甲、肘まで金属が覆った。
「こいつ! シールドまで!」
「しかもただのシールドじゃない!」
そう。シールドに見えたかと思ったが、実はガントレッドで防御もさることながら打撃にも適していそうだ。
ホワイトはあばらを押さえながら「何もかも上から上にいきやがって」と悔しそうな半面、嬉しそうにも呟いた。
「だめだ、銃は効果がない」
レッドがカチカチと引き金を引いていると、その隙をつきブラックシャドウは素早く大きく腕を振り、ラリアットをかました。
「うわぁああっ!」
とっさにガードしたが、吹き飛ばされ壁に当たってしまう。
「レッド!」
私はホワイトの側からレッドに駆け寄る。
「う、く、だ、大丈夫だ」
「よかった」
「それよりも、ピンク。君は逃げるんだ。ここに居ては危険だ」
「え、そんな。嫌です。私だってメンバーです!」
レッドに逃げるように言われたが私にはできない。そうやり取りしていると、ブルーもイエローも投げ飛ばされ、武器も奪われていた。
ブラックシャドウに捕まると不利だと考え、グリーンは以前ムキムキ怪人との戦いで見せた『手四つの力比べ』は避け、蹴りと打撃で応戦している。
グリーンの攻めをブラックシャドウは全てガントレッドで受け止め、ダメージを逃がす。
イエローがブルーに肩を貸し、グリーンとブラックシャドウの戦っているそばから離れ、二人の激闘を見守る。膠着状態であったがグリーンに疲労の色が見え始める。
「だめだ。本来はグリーンが圧倒的なのに」
「だけど俺たちの中でグリーンの次に太極拳をマスターしてたからな」
どうやらメンバー全員とブラックシャドウも太極拳を習っていたようだ。さっき受けた技は発勁だろうか。
グリーンの疲労がたまり、、ブラックシャドウにどんどん後退させられ、次にブルーが交代する。