逆ハー戦隊シャドウファイブ
第19章 19 ラストバトル
「俺が相手だ」
回転して飛び込んだブルーは、素早さでブラックシャドウに次々と手刀を打つ。ブルーの猛攻に少し後ろに下がるブラックシャドウだが、防御に徹し体力を回復させたのち、力任せの体当たりでブルーを吹っ飛ばした。
「ぐっ!」
次にイエローが連続の蹴りを放つ。段々とシャドウファイブの攻撃が優勢になってきた。ブラックシャドウのスピードが落ち始め、ガードも甘くなってきている。もう少しで倒せるのではないかと言うところでブラックシャドウに異変が起きる。
「あの、ブラックシャドウがまた大きくなっていませんか?」
「ん? 確かにもう一回り大きくなったかもしれない」
「やばいな。ドーピングのせいで暴走してるんじゃないのか」
ムキムキ怪人はオーバーヒートによって敗れた。あの時は段々と身体がしぼんでいったが、ブラックシャドウは逆に膨張している。しかも発熱しているのだろうか。水蒸気のようなものが身体から出始めている。
「まずい。やりすぎると命を奪ってしまう」
「え? 死んじゃうんですか?」
「俺たちはあいつを殺したいわけじゃない!」
このままではブラックシャドウの命が燃え尽きてしまうかもしれない。彼を倒すつもりではあるが、この戦いを終わらせ元に戻って欲しいだけなのだ。
「くそっ、どうしたら」
ブラックシャドウを拘束し、身動きをとれないようにしたいが、それも叶わない。体力を奪い、消耗させることに時間がかかりすぎている。
回転して飛び込んだブルーは、素早さでブラックシャドウに次々と手刀を打つ。ブルーの猛攻に少し後ろに下がるブラックシャドウだが、防御に徹し体力を回復させたのち、力任せの体当たりでブルーを吹っ飛ばした。
「ぐっ!」
次にイエローが連続の蹴りを放つ。段々とシャドウファイブの攻撃が優勢になってきた。ブラックシャドウのスピードが落ち始め、ガードも甘くなってきている。もう少しで倒せるのではないかと言うところでブラックシャドウに異変が起きる。
「あの、ブラックシャドウがまた大きくなっていませんか?」
「ん? 確かにもう一回り大きくなったかもしれない」
「やばいな。ドーピングのせいで暴走してるんじゃないのか」
ムキムキ怪人はオーバーヒートによって敗れた。あの時は段々と身体がしぼんでいったが、ブラックシャドウは逆に膨張している。しかも発熱しているのだろうか。水蒸気のようなものが身体から出始めている。
「まずい。やりすぎると命を奪ってしまう」
「え? 死んじゃうんですか?」
「俺たちはあいつを殺したいわけじゃない!」
このままではブラックシャドウの命が燃え尽きてしまうかもしれない。彼を倒すつもりではあるが、この戦いを終わらせ元に戻って欲しいだけなのだ。
「くそっ、どうしたら」
ブラックシャドウを拘束し、身動きをとれないようにしたいが、それも叶わない。体力を奪い、消耗させることに時間がかかりすぎている。