逆ハー戦隊シャドウファイブ
第19章 19 ラストバトル
私もどうしたらいいんだろうと戦いを見守っていると、視界にブラックシャドウの破れた黒衣が目に入った。
「あ、もしかしたら」
素早く黒衣を拾い上げポケットを探る。
「あった!」
私はポケットから小瓶を取り出した。
「それは?」
「さっき解毒剤くれたんです。催淫剤の。これがきっとそうです。同じ瓶だし」
「そうだったのか」
「これを飲ませることが出来たら、なんとか暴走を止められるかも」
「確かに!」
それで問題はどうやって飲ませるかだ。当たり前だけど小瓶を渡しても飲まないだろう。無理やり飲ませるにしても難しい。
「うーん。押さえつけるとして」
「難しいな……」
非常に困難だ。でも私は決心をメンバーに話す。
「あの、私が口移しで飲ませます。だから皆さんでブラックシャドウを取り押さえてもらえないでしょうか」
「え? ピンクが?」
「危険だ!」
「でも、私の力じゃそれくらいしかできないし」
「むうっ」
解毒剤を飲ませる役は私が一番適任だと思った。時間も少ないため、メンバーも渋々この提案に乗ってくれた。
「よし。じゃあピンクに任せる。だけど、上手くいかなかったら、飲ませようと粘らずにすぐに奴から離れるんだよ?」
「わかりました」
「みんな。いいか?」
「オッケーだ」
「よし!」
イエローが消耗し始め、最後の蹴りを放つ頃、残りのメンバーで一斉にブラックシャドウを取り押させる。とにかく手足を固めた。
そして私はブラックシャドウの胸に飛び込み、口に含んだ解毒剤を口移しで飲ませる。
「ムウウッ! グウウッ!」
「んっ、んっ、ふっ!」
勢いよく吹き出すように、ブラックシャドウの口の中へ解毒剤を入れ、何とか飲ませることが出来た。
「あ、もしかしたら」
素早く黒衣を拾い上げポケットを探る。
「あった!」
私はポケットから小瓶を取り出した。
「それは?」
「さっき解毒剤くれたんです。催淫剤の。これがきっとそうです。同じ瓶だし」
「そうだったのか」
「これを飲ませることが出来たら、なんとか暴走を止められるかも」
「確かに!」
それで問題はどうやって飲ませるかだ。当たり前だけど小瓶を渡しても飲まないだろう。無理やり飲ませるにしても難しい。
「うーん。押さえつけるとして」
「難しいな……」
非常に困難だ。でも私は決心をメンバーに話す。
「あの、私が口移しで飲ませます。だから皆さんでブラックシャドウを取り押さえてもらえないでしょうか」
「え? ピンクが?」
「危険だ!」
「でも、私の力じゃそれくらいしかできないし」
「むうっ」
解毒剤を飲ませる役は私が一番適任だと思った。時間も少ないため、メンバーも渋々この提案に乗ってくれた。
「よし。じゃあピンクに任せる。だけど、上手くいかなかったら、飲ませようと粘らずにすぐに奴から離れるんだよ?」
「わかりました」
「みんな。いいか?」
「オッケーだ」
「よし!」
イエローが消耗し始め、最後の蹴りを放つ頃、残りのメンバーで一斉にブラックシャドウを取り押させる。とにかく手足を固めた。
そして私はブラックシャドウの胸に飛び込み、口に含んだ解毒剤を口移しで飲ませる。
「ムウウッ! グウウッ!」
「んっ、んっ、ふっ!」
勢いよく吹き出すように、ブラックシャドウの口の中へ解毒剤を入れ、何とか飲ませることが出来た。