逆ハー戦隊シャドウファイブ
第22章 22 逆ハー戦隊の解散
どうやら黒彦さんも他のメンバーと同様に商店街のお店を経営していくみたいだ。黄雅さんが私の方に向き「桃ちゃんは次どこで働く? もうピンクシャドウの活動はないけど、どこも忙しいからさ。歓迎するよ」と笑顔を見せる。他のメンバーたちもうんうんと頷いている。
どこのお店で働いても楽しかったし勉強になった。ずっと働き続けていたいような魅力的な店だった。
「あの。もう一軒働きたいところがあるんです」
「もう一軒?」
「あの――『黒曜書店』です」
「え……」
黒彦さんの表情が曇る。やっぱり迷惑だったかな。
「いいじゃん。そこも行っとかないとなー」
「うんうん。いいと思うよ」
「なっ、黒彦。桃に手伝ってもらえよ」
「う、ん。何もすることがないと思うんだが……」
嫌そうなところを、他のメンバーに押されてなんとか引き受けてくれたが、強引だっただろうか。来て欲しいとも言われていないのに、押しかけて嫌われただろうか。
心配そうな表情をしていたのだろう。隣の青音さんが「嫌だったら黒彦ははっきり言う」とフォローを入れてくれた。
どこのお店で働いても楽しかったし勉強になった。ずっと働き続けていたいような魅力的な店だった。
「あの。もう一軒働きたいところがあるんです」
「もう一軒?」
「あの――『黒曜書店』です」
「え……」
黒彦さんの表情が曇る。やっぱり迷惑だったかな。
「いいじゃん。そこも行っとかないとなー」
「うんうん。いいと思うよ」
「なっ、黒彦。桃に手伝ってもらえよ」
「う、ん。何もすることがないと思うんだが……」
嫌そうなところを、他のメンバーに押されてなんとか引き受けてくれたが、強引だっただろうか。来て欲しいとも言われていないのに、押しかけて嫌われただろうか。
心配そうな表情をしていたのだろう。隣の青音さんが「嫌だったら黒彦ははっきり言う」とフォローを入れてくれた。