逆ハー戦隊シャドウファイブ
第4章 4 初出動!
「ちょっとどんな怪人が来るかは予想が立ってなかったからなあ。桃はみんなの後ろに立ってるだけでいいからね」
「は、はい」
緊張が伝わっているのだろうか、硬くなっている私の頭を白亜さんは優しく撫でる。
「大丈夫だよ。心配しないで。どんな怪人が来ても桃に手出しさせることはないからね」
「あ、ありがとうございます」
白亜さんはパチッとウィンクする。ウィンクなんて実際、人がするのを初めて見たし、本当に似合っていて閉じた瞬間に星が出て来そうだった。おかげで緊張が変なドキドキに変わる。密室で二人きりと思っていると「さあ、出動だ! 服脱いで、マスクかぶって」と急がされる。
私は部屋を出て、また隣の個室に行き、さっと服を脱いで、ピンクシャドウスーツ姿になり首にしまわれているマスクをかぶる。すっかりピンクシャドウになると、ノックが聞こえ「そのまま、反対側の扉から出て」と言われ、指示に従い出ると、そこはガレージだった。
「ここに乗って」
ホワイトシャドウになった白亜さんが、サイドカーに乗る様に指をさす。ピンクのヘルメットを渡され乗り込むと白亜さんはバイクのエンジンをかける。シャドウファイブはみんなバイクに乗っているのだが、私がバイクに乗れないのと、二人乗りは禁止区域があるといけないということで、サイドカーを用意してくれたのだ。
「いくよ」
「はい!」
「は、はい」
緊張が伝わっているのだろうか、硬くなっている私の頭を白亜さんは優しく撫でる。
「大丈夫だよ。心配しないで。どんな怪人が来ても桃に手出しさせることはないからね」
「あ、ありがとうございます」
白亜さんはパチッとウィンクする。ウィンクなんて実際、人がするのを初めて見たし、本当に似合っていて閉じた瞬間に星が出て来そうだった。おかげで緊張が変なドキドキに変わる。密室で二人きりと思っていると「さあ、出動だ! 服脱いで、マスクかぶって」と急がされる。
私は部屋を出て、また隣の個室に行き、さっと服を脱いで、ピンクシャドウスーツ姿になり首にしまわれているマスクをかぶる。すっかりピンクシャドウになると、ノックが聞こえ「そのまま、反対側の扉から出て」と言われ、指示に従い出ると、そこはガレージだった。
「ここに乗って」
ホワイトシャドウになった白亜さんが、サイドカーに乗る様に指をさす。ピンクのヘルメットを渡され乗り込むと白亜さんはバイクのエンジンをかける。シャドウファイブはみんなバイクに乗っているのだが、私がバイクに乗れないのと、二人乗りは禁止区域があるといけないということで、サイドカーを用意してくれたのだ。
「いくよ」
「はい!」