逆ハー戦隊シャドウファイブ
第4章 4 初出動!
ピンクシャドウがやってくると怪人たちは気が緩み、そこの隙を他のメンバーがつくのだ。
とりあえず、左手を腰に当て、右手を上げてポーズらしいものをきめ「ピンクシャドウ! 見参!」とできるだけ大きな声で叫ぶ。普段の私なら、こんな恥ずかしい事などできないだろうが、シャドウファイブのメンバーの一人だと思うとできるから不思議だ。
ムキムキ怪人はちらりと私を一瞥するが興味なさそうにまた「ホソーイ! ホソーイ!」と男をおもちゃにする。
「うーん。これは新手か?」
「まさか、前回の戦いでピンクが男だってことが怪人に伝わってるのか?」
「いや、それはないだろう」
いつものピンクシャドウによる陽動作戦が使えないため、シャドウファイブたちは考え込む。こうしている間にも若い男は連れ去られそうだ。
そこへまた別の若い男がクラブから出てきて通りがかる。口笛を吹き薄っぺらいTシャツとショートパンツという軽装で近づき、シャドウファイブに気づく。
「あ! シャドウファイブだー! ぎゃーっ! 怪人!」
その声で、ムキムキ怪人はハッとその男に注目し、「フシュウウウウウウウウウっ!」と叫んだかと思うと、高い高いしていた男を放り出す。
「あっ!」
素早くグリーンシャドウが走り出し、投げ出された男を受け止める。グリーンシャドウはおっとりしているのに、素晴らしい俊足と力強さで男を救った。
若い男は「た、逞しい!」と呟き、ガクッと意識を失った。気絶した男を一瞬で膨らんだ簡易ベッドに寝かせる。この簡易ベッドはシャドウファイブの開発品で、マイナスイオンと高濃度酸素により心身ともに深いリラックスを得られ、高い回復効果がある。
とりあえず、左手を腰に当て、右手を上げてポーズらしいものをきめ「ピンクシャドウ! 見参!」とできるだけ大きな声で叫ぶ。普段の私なら、こんな恥ずかしい事などできないだろうが、シャドウファイブのメンバーの一人だと思うとできるから不思議だ。
ムキムキ怪人はちらりと私を一瞥するが興味なさそうにまた「ホソーイ! ホソーイ!」と男をおもちゃにする。
「うーん。これは新手か?」
「まさか、前回の戦いでピンクが男だってことが怪人に伝わってるのか?」
「いや、それはないだろう」
いつものピンクシャドウによる陽動作戦が使えないため、シャドウファイブたちは考え込む。こうしている間にも若い男は連れ去られそうだ。
そこへまた別の若い男がクラブから出てきて通りがかる。口笛を吹き薄っぺらいTシャツとショートパンツという軽装で近づき、シャドウファイブに気づく。
「あ! シャドウファイブだー! ぎゃーっ! 怪人!」
その声で、ムキムキ怪人はハッとその男に注目し、「フシュウウウウウウウウウっ!」と叫んだかと思うと、高い高いしていた男を放り出す。
「あっ!」
素早くグリーンシャドウが走り出し、投げ出された男を受け止める。グリーンシャドウはおっとりしているのに、素晴らしい俊足と力強さで男を救った。
若い男は「た、逞しい!」と呟き、ガクッと意識を失った。気絶した男を一瞬で膨らんだ簡易ベッドに寝かせる。この簡易ベッドはシャドウファイブの開発品で、マイナスイオンと高濃度酸素により心身ともに深いリラックスを得られ、高い回復効果がある。