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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第4章 4 初出動!

ばったりと倒れ込んだ怪人は、いつの間にか普通の老人になっている。金色のタイツも肌色の肌着ズボンになっている。そして首の後ろに、何か小さなボタンのようなものが付いていることに気づいた。
ホワイトシャドウが少し観察し、そっとつまんで抜き出す。

「どうやら、これでこのおじいさんを操っていたようだ」
「とうとう一般の人にまで」
「これは早く対処しないとな」

ブルーシャドウとイエローシャドウが若い男に軽くメンタルケアを施し、今回の事が心の傷にならないことを確かめて帰す。怪人に捕まったことがトラウマになりそうにないので、良かったと思うが、グリーンシャドウをやけに熱っぽく見つめ、後ろ髪惹かれるような様子で帰る姿にちょっと不安が残った。
操られていたおじいさんも気が付き、温かい洋服を着せ、話ができるようになったので事情を聴くことにした。

「いやあー。散歩してたら、転んでしもうてな。わしゃあ、こんなところで転んでしまって情けないわいと言っているところに一人の男が来たんじゃよ」

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