逆ハー戦隊シャドウファイブ
第6章 6 アンティークショップ・紺碧
「さあ、じゃあお店の方お願いね」
「はい」
とても褒められたと素直に思いにくいが、可愛くてすべすべした手触りはやっぱりテンションをあげる。気を取り直して店に出ると「こっち」と青音さんの声の方へ向かう。このお店は品物を並べてあるギャラリーと応接室、そして在庫を管理している部屋で構成されている。
どうやら在庫室で作業があるようだ。やはり和室に上がると手で抱えるくらいの大きな段ボールが一つ開けられているところで青音さんが中から器を取り出している。
「これを大きさと種類別に並べて」
「はい」
お皿やコップ、ボウルなどカラフルなものから地味なもの、50点ほど出てきた。私はとりあえず、コップはコップ、お皿はお皿とグループを作って仕分けする。
「ふう。これで全部か。今日はこれを査定するから。一緒に鑑定しよう」
「わかりました」
この『アンティークショップ・紺碧』では骨董品の査定を行って、買い取ったり、販売したりするようで、お客さんが頻繁に訪れるわけではないみたい。それでも一日一組は遠方からやってくる。インターネットで売り買いできる時代だが、やはり好きな人はちゃんと直に手に取って確認したうえで購入するらしい。
まず青音さんがコップを見始めた。
「なんだか統一感がないですね」
「うん。このお客さんはテレビの影響で単純に高そうな骨董品を手に入れてただけなんだろう。趣味が感じられない」
「はあーなるほど」
「はい」
とても褒められたと素直に思いにくいが、可愛くてすべすべした手触りはやっぱりテンションをあげる。気を取り直して店に出ると「こっち」と青音さんの声の方へ向かう。このお店は品物を並べてあるギャラリーと応接室、そして在庫を管理している部屋で構成されている。
どうやら在庫室で作業があるようだ。やはり和室に上がると手で抱えるくらいの大きな段ボールが一つ開けられているところで青音さんが中から器を取り出している。
「これを大きさと種類別に並べて」
「はい」
お皿やコップ、ボウルなどカラフルなものから地味なもの、50点ほど出てきた。私はとりあえず、コップはコップ、お皿はお皿とグループを作って仕分けする。
「ふう。これで全部か。今日はこれを査定するから。一緒に鑑定しよう」
「わかりました」
この『アンティークショップ・紺碧』では骨董品の査定を行って、買い取ったり、販売したりするようで、お客さんが頻繁に訪れるわけではないみたい。それでも一日一組は遠方からやってくる。インターネットで売り買いできる時代だが、やはり好きな人はちゃんと直に手に取って確認したうえで購入するらしい。
まず青音さんがコップを見始めた。
「なんだか統一感がないですね」
「うん。このお客さんはテレビの影響で単純に高そうな骨董品を手に入れてただけなんだろう。趣味が感じられない」
「はあーなるほど」