逆ハー戦隊シャドウファイブ
第6章 6 アンティークショップ・紺碧
「じゃ、こっちも見よう」
ふわっと青音さんが遠ざかり残りの品物を見てもう2点ほど分けて後は箱に詰め始める。
「買い取れるのはこの3点くらいだな」
「え、これだけですか?」
「今回はまだ多い方だね。中には100点あっても1個もないこともあるからね」
「はあー」
価値があるものが多いのか、偽物が多いのか。全くすごい世界だなあと思う。それでも品物を扱う青音さんの手付きはとても優しく丁寧で粗悪品だと言っても乱暴に扱うことはない。一つ一つの器を見る目は真剣そのもので隅から隅まできちんと見ている。
さっき、私の姿を上から下までこんなふうにしっかり見てくれたのかと思うと恥ずかしいけど嬉しい。クールな印象だけど、心が冷たいわけじゃない。心が冷たければ町の平和を守ろうなんてしないだろうから。
今日はお店に飾ってある陶器の説明を聞き、掃除をして終わった。ハタキをかけて箒ではいて、雑巾で拭く。自分ではあまりしない掃除の仕方だけど気持ち良かった。
外が薄暗くなると店の外に置いてある看板と陶器の狸をしまった。
ふわっと青音さんが遠ざかり残りの品物を見てもう2点ほど分けて後は箱に詰め始める。
「買い取れるのはこの3点くらいだな」
「え、これだけですか?」
「今回はまだ多い方だね。中には100点あっても1個もないこともあるからね」
「はあー」
価値があるものが多いのか、偽物が多いのか。全くすごい世界だなあと思う。それでも品物を扱う青音さんの手付きはとても優しく丁寧で粗悪品だと言っても乱暴に扱うことはない。一つ一つの器を見る目は真剣そのもので隅から隅まできちんと見ている。
さっき、私の姿を上から下までこんなふうにしっかり見てくれたのかと思うと恥ずかしいけど嬉しい。クールな印象だけど、心が冷たいわけじゃない。心が冷たければ町の平和を守ろうなんてしないだろうから。
今日はお店に飾ってある陶器の説明を聞き、掃除をして終わった。ハタキをかけて箒ではいて、雑巾で拭く。自分ではあまりしない掃除の仕方だけど気持ち良かった。
外が薄暗くなると店の外に置いてある看板と陶器の狸をしまった。