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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第7章 7 再会

ほっとしていると後ろの吉田麻衣が泣きながら「ありがとう、ピンクシャドウ」と頭を下げる。

「あなた。こんな夜に一人でうろついてはダメよ。怪人だって出るんだから」
「は、はい、いつもは出歩かないんですけど、彼が彼が」
「え? 彼が?」

達也がどうかしたのだろうか。

「彼のうちに行ったら、なんか熱出してて、風邪引いたぽくって、冷蔵庫見たら何にもなくて、だから、あたし、コンビニに行ってなんか買ってこようと思って」
「そっか」

道端にコンビニの大きな袋が転がっていた。中にはスポーツ飲料やら、ドリンク剤やら果物なんかが入っている。それを私は拾って彼女に手渡した。

「ありがとうございます。ありがとうございます」

麻衣は何度も頭を下げる。

「いいの、そんなに頭を下げなくても」
「いえ、ほんと、嬉しかった。今の彼と付き合うようになってあたし、職場の先輩とかに無視されて……。女の人に優しくしてもらうの久しぶりなんです」
「……」

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