
女子高生香織の痴漢列車
第3章 囚われの
あの日から一週間が経った。香織は相変わらず電車で通学している。朝の電車は中高生の通学ラッシュとかち合うため、おしくらまんじゅう状態の車内で長時間揺られる。
なんとか下車するターミナル駅まで耐え、多くの学生とともにホームへ吐き出された香織は、改札を通りバス乗り場へ向かった。駅から高校までは送迎バスが出ているのだ。
バス乗り場には同じ高校のブレザーを着た生徒が並んでいた。しかしおそらく違う学年なのだろう、見知った顔は一つもなかったので、香織は誰と話すでもなく列の最後尾に並ぶ。生徒はどんどん集まってきていて、香織の後ろにもぽっちゃりとした癖っ毛の男子生徒やスポーティーなショートカットでテニスのラケットを抱えた女子生徒が並んだ。
バスを待つまでの間香織が空を流れる雲をぼんやりと眺めていると、いきなり背後から抱きつかれた。
「ひやぁっ?!」
突然の出来事に驚き、香織は素っ頓狂な悲鳴を上げてしまった。
なんとか下車するターミナル駅まで耐え、多くの学生とともにホームへ吐き出された香織は、改札を通りバス乗り場へ向かった。駅から高校までは送迎バスが出ているのだ。
バス乗り場には同じ高校のブレザーを着た生徒が並んでいた。しかしおそらく違う学年なのだろう、見知った顔は一つもなかったので、香織は誰と話すでもなく列の最後尾に並ぶ。生徒はどんどん集まってきていて、香織の後ろにもぽっちゃりとした癖っ毛の男子生徒やスポーティーなショートカットでテニスのラケットを抱えた女子生徒が並んだ。
バスを待つまでの間香織が空を流れる雲をぼんやりと眺めていると、いきなり背後から抱きつかれた。
「ひやぁっ?!」
突然の出来事に驚き、香織は素っ頓狂な悲鳴を上げてしまった。
