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女子高生香織の痴漢列車

第3章 囚われの

「ふふ、いっぱい濡れたねぇ」

 恒は香織から口を離すと、気持ち悪くひとりごちた。

(何が濡れた、よ……。あなたのヨダレで汚しただけじゃないの)

 睨み付ける香織に気付かないまま、恒は満足げに笑う。

「じゃあ……」

 そういうと、恒は中指を香織の中に入れていきた。

「っ! い、痛っ!」

 彼の太い指が肉を押し分け、突っかかりながら出し入れされるたびに香織の秘部には痛みが走る。いくら唾液で濡れていたとしてもそれは潤滑液足り得ない。
 きっと爪も切っていないのだろう。何か尖ったもので引っ掻かれるような痛みもある。

「痛いのは最初だけさ。すぐに気持ちよくなるよ」

 まるで男性向けの強姦AVのような台詞を吐く恒。

(この人、もしかして……)

 香織が気づいた通り、恒は毎日過激な男性向けAV、つまりフィクションのファンタジーのようなものを観て自慰行為に励んでいる男だった。そしてそれが非現実であると気づいていない。自分にはテクニックがあると思いこんでいた。
 つまり最もタチが悪い。

「もう一本行くよ」

「うぁっ!」

 ズボッと雑に二本目の指を突っ込まれる。その痛みにピクンと腰を動かしてしまった香織を、快感によるものと勘違いしたらしい。

「気持ちいいんだね」

「そん、な、訳がっ……」

 苦痛に顔を歪めながら香織は否定する。

「そうかい、じゃあもっと気持ちよくしてあげるよ」

 恒は乱暴に指を動かした。

「ああぁぁぁ……!」

 痛みのあまりのけぞってしまう。

「ぬふふ……感じているんだねぇ」

 得意げに言った恒は、ますます激しく香織の中をかき回した。

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