『マックの女』第2章「ファーストフード店マクド鳴門にて」　15ページ

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マックの女

第2章ファーストフード店マクド鳴門にて

「美しいよ、ゆかり……　」
　愛液の付いた指を自分の口に運び、舌を這わして嘗めた。ヌルヌルの感触が口の中に広がった。その味をたっぷり誠一は堪能した。
「愛液の性エネルギーが体内に吸収されていくくくうううううー……　」
　誠一はしばらく目を閉じ、天を向いて絶頂感に浸った。すかさず、右手の平で愛液をすくうとベトベトに絡まった愛液を自分のペニスに塗り付けた。ぬるぬるして気持ちがいい。そのまま、自分のペニスをさすってみた。
「ねえ、……もう……我慢できない……お願い、早く……入れ……て……」
　ゆかりが苦しそうに顔を歪めながら秘部に手のひらをあてがいクリトリスをゆっくり指でさすっていた。
「ああ、行くよ……　」
　固くなったペニスの先っぽをゆかりの秘部にあてがうと、そのまま、ゆっくり、時間を掛けて膣の中へ押し込んだ。1センチずつ奥へ進めるたびにゆかりがビクンとアゴを上げる。ペニスの根元がゆかりの恥骨に当たった。直後、ゆかりの秘部がぐうんと締めつけてくる。周りからペニスをゆっくり締め付けている感覚が何ともいえない快感だった。
「ああ、妄想でもこんなに気持ちよくなれるなんて、なんて、幸せなんだろう。ずっと、いつも妄想していたいよ」
　誠一はうめくゆかりの上で、ペニスの根元がゆかりの恥骨に当たった。また、ゆっくり腰を引く。ゆっくりゆっくり軽く抽送運動をする。
「ああ、ゆかり……　もういきそうだよ」
「……うううん……いっていいよ、一緒に……いこう……」
　誠一は全身を痙攣させた。かつてこんなに興奮したセックスは味わったことがなかった。