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マックの女

第2章 ファーストフード店マクド鳴門にて

「そんな、困るな、こんな静かな店内で言われてもなあ…… 」
 誠一は辺りを右左見た。周囲には誰もいない。だから、静かなのである。おそるおそるカウンターの上でうつ伏せにかがみ込んでいる女の背中に手を置いた。その直後、女の体がびくんとはねた。びっくり箱から飛び出した人形のようだった。女は顔を伏せたまま、苦しそうにしていた。3秒ほど間を開けてから女が言った。
「ああん…… そこよ…… もっとよ、強く、押さえつけてくれなきゃ、ダメよ、…… 」
 女が背中をわずかにくねらしている。誠一は背中に追いた手をゆっくり円を描くようにこすってみた。
「……きみ、ほんと、大丈夫か?…… もちろん、頭、精神状態のほうだけどね…… 」
 その声掛けにやっと女がわずかに顔を上げて誠一のほうを見た。わずかに開いた唇から涎が糸を引いてカウンターの上に垂れていた。
「ああーん、…… そこでは駄目、もう少し下…… 」
 誠一は背中から尻に手を滑らせていく。きゅっと引き締まった腰に手をゆっくり這わせる。やがて、弾力のある尻に到達した。ゆっくりと右手の平でまんべんなく尻を大きな円を描きながらさする。女は手の動きに合わせるかのように、尻を上下に動かしながら、くねらせてはもだえた。誠一はスカートの裾を少しずつたくし上げた。弾力のある尻を覆ったライトブルーのパンティーが現れた。尻の谷間に沿って、ゆっくり、優しく股の奥へ手のひらを少しずつ移動させた。女のふくよかな弾力と熱さが手のひらに伝わってくる。ときどき、女はひくひくと体をくねらせて喘いだ。
「アアアア…… イイイイ…… いいー……、そのまま、あそこに… 」
 誠一の指は女の太ももから更に奥へ移動する。そこは幾分湿っている。付け根に手を移動すると、ビクンと、女は体全体を硬直させた。
「あああ、もう駄目…… いっちゃうううううー…… 」
 女は絶叫して、体を痙攣させて、尻を天井に向け大きく背中を反らした。そのままの姿勢でフリーズし数秒痙攣させると、ぐったり力が抜け、体が動かなくなった。空気が抜けたように女の体が萎んでいくように誠一には見えた。

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