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Ｓ.side

智くんの胡座の上…

後ろから抱きしめられて暖かさに安心する

夢の中で寄り添ってくれたのは

やっぱりあなただったんだね

「智くんの事嫌いになんてなれない…」

「翔…顔見せて…」

涙でぐちゃぐちゃの顔なんて見せられない

膝に顔を埋めようとしたら

顎に手がかかり唇が塞がれた

無理な体勢に身を捩りあなたの方に向く

唇が離れあなたの目が不安気に揺れる

安心させたくてあなたの首に腕をまわし唇塞いだ