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妄想の世界

第34章 狛犬

お互いに貪るようにキスを繰り返す

ふと目が合い唇が離れる

「翔くん…オレ達やり直せないかな」

「…いいの?」

「別れてから付き合った人も何人かはいたんだ…
女も男も…
でも翔くんより好きになれるやつなんていなかった」

「…俺もいたよ…付き合った人…
女も男も…でもだめなんだ…
智くん忘れる事できなかった」

「また束縛したり我が儘言ったりするかもしれない…
けど…オレと付き合ってくれますか?」

「またあなたに依存してしまうかもしれないけど…
いいの?」

「翔くんが付き合ってくれないなら
オレはもう誰とも付き合わない」

「智くん…俺も…あなた以外考えられない…
また一緒暮らしてよ」

二人で微笑んでもう一度唇を重ねた

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