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妄想の世界

第1章 ブンブン

「智くん!これめっちゃうまいよ!」

口いっぱいに詰め込んで

もぐもぐしながら喋れるって凄いよね

汗だくになりながらもぐもぐしてる翔くんは

面白いけど可愛いの

当然写真撮るよね〜ってパシャパシャ連写

「智くんまた撮ってる〜
もうっ何回撮っても変わんないよ?」

「いいの〜、俺のコレクションなの〜」

「撮ってもいいけど他の人に見せないでよ」

翔くんは変わらないって言うけど全然違うの

何枚撮っても全部違う可愛い翔くん

「ごちそうさまでした〜」

「どういたしまして〜」

普段より量が少ないから

あっという間に食べ終わっちゃった

もっともぐもぐ翔くん見たいけど

太っちゃうと俺は良いけど周りがうるさいからね

目はもうちょっと食べたいって訴えてるけど

気が付かないふりして片付ける

「翔くん汗凄いよ
そのままじゃ風邪ひいちゃうから
シャワーしといで」

「ん…智くんは?」

「俺はさっき済ませたから
お酒の準備しとくから早く行っといで」

「…は〜い」

ちょっと拗ねながらも素直に行ってくれた

出てくる前に早く準備しなくちゃね

ミツバチが翔くんだから女王蜂は俺だと思ってる?

違うよ

俺はミツバチが集めてきた蜜を貯める巣なの

ミツバチ翔くんは巣に帰ったら女王蜂になる

巣の俺は頑張って働いた翔くんを

休ませるためにいろいろしてあげるの

「智く〜ん出たよ〜」

「はいは〜い、準備出来てるよ〜」

「やった〜」

丁度いいタイミングで準備出来た〜

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