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妄想の世界

第1章 ブンブン

「んふっ…智くんこのツマミ美味し〜」

「そっ?ありがと〜
翔くんがお土産で買ってきてくれた
これも旨いよ〜」

「良かった〜。また買ってくるね」

二人でツマミ食べながら酒も進む

「さ〜と〜し〜く〜ん…お酒お替り〜」

「これ以上は飲み過ぎ〜今日はもうおしまいね」

「え〜〜〜っもっと飲む〜」

「だ〜め〜!これ以上飲むと浮腫んじゃうよ」

「む〜」

だめって言われてちょっと拗ねてる

横から抱きついて上目遣いで見つめながら

「後1杯だけ?だめ?」

そんなウルウルな瞳で見られたら

だめなんて言える訳ない
俺の残ってた酒を口に含んで口移しで飲ます

「ん…ふっ…ん」

「はい、これで今日はおしまい」

「…んっ…」

恥ずかしいのとお酒とでほんのり染まる翔くん

俺の肩に凭れてる

頬に手を伸ばし指先で耳朶を擽る

「んふっ…智くん…擽ったいよ〜」

擽ったさに逃げようと

離れた翔くんの腕をとって

バランス崩した上に覆い被さる 

「翔くん、食べた分運動するんだよね?」

「うん…するよ」

「じゃあ一緒にしよ」

「智くんは太らないから大丈夫でしょ?」

「だ〜め!一緒にしたいの」

「そうなの?智くんがしたいならいいよ
一緒にしよ」

「ん、じゃあしよっか!」

「へっ?今か…んっ…ちょ…」

許可が出たからキスしたのに

俺の胸をトントン叩いて抗議するから

仕方なくキスをやめる

「なに?翔くんいいよって言ったじゃん」

「許可したのは運動!
キスしていいなんて言ってないよ〜」

「だ〜か〜ら〜
一緒に運動するんでしょ
ほらこれなら気持ちよくできるでしょ?」

服の裾から手を入れ胸をやわやわと揉み

反対の手で耳朶を擽る

「ふぁ…あっ…だめ…」

だめって言いながらも

身体をビクつかせて反応しだしたから

「翔?だめなの?今日は運動しない?」

ワザと耳元で囁やけば

「…だめじゃない…運動する…」

「ん、じゃしよっ…むっ」

ちゃんと許可が出たからキスしようとしたら

翔くんが手で口を抑えてきた

「…ここじゃ…やだ…」

あっそうか…ラグはあるけど身体痛めちゃう

それにリビングは恥ずかしがり屋の翔くんには

明るすぎるね

「じゃあベッド行こっか」

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