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大きな桜の木の下で

第6章 別荘

「さとし君…お風呂ありがと」

「んっ。じゃあ俺も入ってくるね
ベッドルームはそこだから」

「…はい…」

どうしょ…ベッドルームって…

先にって言われたけど…

ここで待っててもいいよね?

「あ〜スッキリした〜っ
あれ?どうした?
先にベッド行ってて良かったのに〜」

「だって…なんか…恥ずかしい…」

おっ、真っ赤になってクッションに顔埋めちゃった。

もう!なんでそんな可愛い事するかね〜

あ〜でもこのままじゃ顔が見えないじゃん

んじゃ…よいしょっと

えっ?何?

これってお姫様抱っこ?

えっ?待って!私重い…

「暴れないで、落ちるよ」

「お…降ろして…」

「なんで?怖いの?」

「怖くない…けど…重たいでしょ?」

「全然重くない。むしろ軽いくらいだよ
ちゃんとご飯食べてる?」

「食べてるよ…けど…やっぱり…」

「もう!そんなにうるさい口は塞ぐよ」

えっ?この状態でそんなの…

恥ずかしい…

ありゃ!俺の肩に顔埋めちゃった

やばい可愛すぎる

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