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大きな桜の木の下で

第49章 翔子の誕生日

「あっ!そろそろ太陽出てくるよ」

「おっ…すげぇ…
海から昇る日の出初めて見たかも」

「んふっ…私も初めて…
智くんと初めての物が増えたね」

まだ肩に顎をちょこんと乗せてるから

耳元が擽ったい

「ん…翔子…もっと初めて増やさない?」

昇りきった朝日を確認して

翔ちゃんの方にくるりと向く

ん?て顔をする唇に吸い付けば

「あっ…んっ…」

「ねぇ…しよ…」

「でも…スタッフの人達…来ちゃうから」

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