テキストサイズ

大きな桜の木の下で

第56章 贈り物

夏になってすぐに頼んであった物が届いた

翔ちゃんだけのつもりが

前にも聞いた言葉を思い出し

自分の分も注文しておいた

「智くん何を注文したの?
なんかニコニコして嬉しそう」

ありゃ顔に出てた…

ぎりぎりまで内緒のつもりだったけど

まぁ今週だしいいか

「翔ちゃん今週末これ着てデートしよ」

バサッと届いた品物を拡げて見せる

「………」

あれ?反応が無い?

気に入らなかった?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ