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大きな桜の木の下で

第57章 夏の楽しみ

花火もそろそろ終了かな

船の揺れと翔ちゃんの膝枕が心地良く

うつらうつらと寝そうになってたが

連続する花火の音で目が覚めた

「智くん寝てたでしょ」

ちょっと膨れながら聞かれたから

翔ちゃんの後頭部に手を添えて引き寄せ

キスをしてごまかす

もうって照れて直ぐに離れちゃった

ふと見上げたらいいもの発見

むくっと起き上がり膝枕交代って

無理矢理翔ちゃんを寝かせる

少し照れながらも寝転んでくれた

「智くんこの角度から見る花火も綺麗だね」

セットした髪を崩さないように優しく撫でる

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