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大きな桜の木の下で

第60章 ごめんなさい

「翔子…許して欲しいの?」

声が出せずうんうんと何度も頷く

「何でも…するんだよね?」

こくこくと頷いたら

やっと手を離してくれた

ホッとして泣きながらも

智くんを見つめる

「翔子…服…脱いで」

えっ…服…

上から見下ろす顔が…

怖い…

でも…何でもするって…

言っちゃった…

ボタンを外す指が震えて…

うまく外せない…

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