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大きな桜の木の下で

第63章 後悔

俺はなんて事を…

俺の方こそ許して欲しい…

翔子が悪いわけじゃ無いのに…

ソファで横になったが眠れる筈も無くて

夜明け前に翔子はどうしてるかと寝室を覗く

頬に残る涙のあと…

時折『ごめんなさい』『ゆるして』

寝言が呟かれる

手首についた俺の指跡…

こんな俺を許してくれるだろうか…

自分のした事に不安になり

強く翔子を抱きしめた

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