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大きな桜の木の下で

第64章 懺悔

何か飲み物をと迷ったすえに

ココアを入れ不安気にソファに座ってる

翔子の前に置き自分も横に座る

「ありがとう…智くん」

小さくお礼を言って 

こくんと一口飲んでくれた

翔子の緊張が片側に伝わる

「翔子…昨日はごめん
謝って許してもらえるなんて
思って無いけど謝らせて欲しい」

顔を見ることなんて出来ずに

こんなありきたりな言葉しか出せない自分に

また苛立つ

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