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大きな桜の木の下で

第71章 甘く幸せな時

「この中にいるんだね…いいなぁ…」

翔ちゃんのお腹を撫でてるけど

まだ全然大きく無いし何も感じない

「うん…智くん…ごめんね」

「えっ⁉何が?」

「だって…今…中にいていいなぁって…」

あっ…そっちに思うよね…

「んふっそっちもいいけどね
翔ちゃんに全部包まれてて
翔ちゃん独り占めしてるでしょ
どうしよ…俺…もうヤキモチ焼いてるわ」

「智くんは私と赤ちゃんを包んでくれてるよ
それに…私も今日ヤキモチ焼いた…」

「えっ⁉なんで?俺なんかしちゃった?」

ふるふると首を振るだけで教えてくれない

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