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君がスキ

第2章 ホントのキモチ

潤「わっ、広っ。」

翔「ははっ、それほどでもねぇよ。」

いやいや、すごい広いよ。うちの2倍ぐらいあるよ。

翔「で?どこ教えてほしいんだ?」

その一言でハッとした。そうだ、家の広さに驚いている場合ではない。俺は勉強しにきたのである。

潤「えっとね…」

教えてほしい箇所を言う。

翔「ふ~ん、けっこうあるな。」

潤「…ごめんね。」

翔「ははっ、気にすんなって。俺も教えがいがあるし。」

潤「いや、でも翔も勉強あるでしょ?」

翔「俺はいいの。潤はまず自分の心配!」

うっ…。そうでした。
そう、俺はとても成績が悪い。それこそ、地を這うくらい。
翔はそんなのとは無縁なんだろうな…。
ちょっとうらやましい。

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