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君がスキ

第1章 出会い

Mside
今日は高校の入学式。

桜が舞ってて、いい天気だった。
校舎は立派で、入学式の行われる講堂に入った時はその
荘厳さに圧倒された。んで、生徒の数は、まぁ普通。特にマンモス校ってわけでもない。
みんな下らない話をしてて、俺は混ざる気もないから黙ってた。

同じクラスには二宮和也っていう奴がいて、
別に話したわけじゃないけど、
ちょっと女子っぽいな、と思ってなんとなく覚えた。

それは他のやつらも同じみたいで、かわいいとか女子っぽいとか言って騒いでた。
俺は別にそんなことはどうでもよかったんだけど、
二宮が少し嫌そうな顔をしているのを見て、
ちょっと不愉快だった。

くだらねぇ奴多そうだな。

…そんな印象が俺のこの高校の第一印象だった。

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