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今日も彩は同伴。
客の間で彩との同伴を勝ち取る競争みたいのができていて、ほぼ毎日同伴だった。
だからナツキとみたいに営業が始まる前に顔を見たりっていうのはできないでいた。

競争率が高いというのは週の半分は滝田さんが占めていて、その残りの半分を大勢の客が狙っているという状況らしい。

ナツキは予想通りチアキやアンナたちに肩のことを聞かれていた。

「昨日ちょっと激しいのシちゃって。」
「きゃあ～！相手どんな人？」

「んー。結構イケメン！」
「いいなぁ。私もイケメンとシたい！ナツキちゃんって石井ちゃんのこと狙ってると思ったけど、彼氏いたんだね。」

「あー。悠のことは今も狙ってるよ。ロックオン！」

待機の傍に立っていた俺に向かって拳銃を打つマネをしてきた。

「石井ちゃん、覚悟決めなよ～」
傍にいた女の子たちがはやし立てた。

ナツキとのことが彩にばれないようにしないと。
『お前、余計なこと言ったらもう抱いてやんねぇ』

そうナツキにLINEしてキッチンに向かった。