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my life

第19章 my lyfe-マリア②


マリアからのLINEを返し、ナツキから泊りに来てと言われれば平日でも泊りに行く。
昼間の休憩の時に彩に「仕事頑張れよ」とLINEをする。
そんな日々が続いていた。

店での彩は至って変わらない様子で、ナツキは相も変わらず絡んでくる。

「悠~!ハグして~!」
「しない!散れ!」

『お店の中では冷たいね。私の中ではとっても元気で激しいのに♡』
絡んだ後にナツキから余計なLINEが送られてくることもしょっちゅうだった。


マリアと会う日。
待ち合わせの場所に向かうともうマリアが待っていた。

俺に気がついたのが、笑顔でこっちに小走りでやってきた。

車に乗り込んだマリアはずっと嬉しそうに運転する俺を見ていた。
というか、視線をずっと感じていた。

「なぁ、そんなに見られてると穴あくんだけど。金取るぞ。」
「お金払えばずっと見ていられるんですか!?」

「冗談。そんなに気に行った?この顔。」
「はい!家に飾っておきたいくらい!後で写真撮ってもいいですか?」

「高いぞ。」
「覚悟しておきます!」

あまり見るなといったのに目的地に着くまでずっと俺の顔を眺め続けていたマリア。

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