my life
第21章 my lyfe-クリスマス
翌日店に行くとつっちーが興奮していた。
「石井さん!おはようございます。見てくださいよ、コレ!彩ちゃんが作ったの持って来てくれて~。」
生クリームがのったシフォンケーキ。
・・・昨日作ったケーキか?俺が彩の所に行っていればよかったのか・・・?
ケーキがあるってことは今日は同伴じゃないのか?
待機を見に行っても彩はいなかった。
「彩は?」
「同伴ですよ。お客さんと待ち合わせの前に店に持ってきてくれたんです。優しいですよね~。」
顔が崩壊しているつっちーにイラっとして肩パンをくらわせ、LINEした。
『同伴頑張れよ。ケーキ、今度は俺のためだけにケーキを作ってくれよな。』
んん・・・女々しいか。
削除。
『ケーキ、つっちーが喜んでるよ。仕事頑張れよ。』
そうLINEして俺もケーキをほおばった。
この前マリアと食べたケーキよりうまかった。
彩が作ったケーキは女の子からも人気で、あっという間になくなってしまった。