my life
第21章 my lyfe-クリスマス
『何時ころ着きそうですか?ちょっと頑張ってディナーみたいの作っちゃいました!』
彩からだった。
今日も子供に会うからって言いそびれていたな。
『用が終わったら向かうから待っててくれ。』
そう返信をして千絵の家に向かった。
隼人にクリスマスプレゼントを渡すととても喜んでくれた。
千絵の両親に縁りを戻したらどうだと言われたが、首を縦にふることはできなかった。
隼人が一緒に見たいと、アニメのDVDを持ってきた。
千絵が用意してくれたチキンとケーキを食べながら一緒に見た。
見終わると隼人が一緒にお風呂に入りたいとぐずりだしたので、風呂でお湯の掛け合いをしながら入った。
離れていた時間を取り戻すことはできないことをわかっているから、なおさら隼人と離れがたかった。
すっかり遅くなってしまって、隼人もう眠くなってしまったようだった。
「そろそろ帰るから。またな。」
寒いから中に居てくれていいっていったのに千絵が外まで見送りに来てくれた。
千絵がそっと俺に身体を寄せてきた。
「今日はありがとう。悠は良い人できた?・・・よね。」
「俺を誰だと思ってんだよ。わざわざクリスマスに来てくれた俺に感謝しとけよ。」
そう言って、キスをして別れた。
時間はもう22時を過ぎていた。