my life
第23章 my lyfe-我儘
駅に向かうと、ロータリーのベンチに一人ポツンと座っている彩がいた。
誰かと待ち合わせでもしているのかと思って様子を見ていたがそうじゃなさそうだった。
空を見上げたかと思うと涙が一筋こぼれたように見えた。
はぁっとついたため息が白くて、彩がこのままいなくなってしまうんじゃないかって思った。
しばらく様子をみていたけど、俺に気が付いているようではなかったから電話をかけてみた。
「彩、今どこ?」
「えっと・・・外・・・?」
「何やってんの?」
「お家に帰っても・・・いえ、ちょっと外の景色見て時間を過ごそうと思って・・・。」
「ふぅ~ん。」
彩の前に立つと
「ふぇっ!?い、いしいさん?」
と慌てていた。
「じゃあ、一緒に帰るか。ほら、手貸せよ。」
そう言って彩の手を握ると氷のように冷え切っていた。
「お前、いつまであそこにいるつもりだったんだ?」
「考えてなかったです。」
「バカ。俺んち来るか?」
「えっ!いいんですか?」
大きな瞳をまんまるにして・・・そんな反応した彩を可愛く思え、彩の冷たく冷えてしまった手を握り締めて一緒に電車に乗って俺の家に帰った。
誰かと待ち合わせでもしているのかと思って様子を見ていたがそうじゃなさそうだった。
空を見上げたかと思うと涙が一筋こぼれたように見えた。
はぁっとついたため息が白くて、彩がこのままいなくなってしまうんじゃないかって思った。
しばらく様子をみていたけど、俺に気が付いているようではなかったから電話をかけてみた。
「彩、今どこ?」
「えっと・・・外・・・?」
「何やってんの?」
「お家に帰っても・・・いえ、ちょっと外の景色見て時間を過ごそうと思って・・・。」
「ふぅ~ん。」
彩の前に立つと
「ふぇっ!?い、いしいさん?」
と慌てていた。
「じゃあ、一緒に帰るか。ほら、手貸せよ。」
そう言って彩の手を握ると氷のように冷え切っていた。
「お前、いつまであそこにいるつもりだったんだ?」
「考えてなかったです。」
「バカ。俺んち来るか?」
「えっ!いいんですか?」
大きな瞳をまんまるにして・・・そんな反応した彩を可愛く思え、彩の冷たく冷えてしまった手を握り締めて一緒に電車に乗って俺の家に帰った。