my life
第7章 my life-浴衣イベント
ミキを中心に笑い声が聞こえてきた。結構盛り上がってるみたいだな。
そう思っていると30代くらいの5人組の来店。
以前も来たことがあるのをなんとなく覚えていた。
「いらっしゃいませ。5名さまですね。こちらへどうぞ。ご指名はありますか?」
「んっと。彩ちゃんがいいな。他は指名なしだから適当によろしく」
彩か。少しずつ彩を指名する客が増えてきた。
「失礼します。滝田さん、少し彩さんお借りします。」
「おっ!指名か。早く帰ってこいよ。」
滝田さんは嫌な顔せずに彩を見送ってくれるから助かる。
「あそこの5人組の席。垂れ目の人が彩を指名だから。」
「はい。わかりました。あの…石井さんもしかしてノンアルコールカクテルに変えてくれました?」
「あ、うん。いつもノンアルコールだからミキにばれない様に変えたつもりだったけど、まずかった?」
「いえ、ミキちゃんに今日は多めにリキュール入れちゃったけど大丈夫?って聞かれたので、あれ?って思って。ありがとうございます。私、お酒弱くって。お客さまの顔とか性格や趣味とかせっかく聞いたことを忘れちゃうんじゃないかって心配でいつもノンアルコールにしてもらっていたんです。」
「あ、そうなんだ。じゃあ❤マークがついていてもいつかこっそり酒入れてやるよ。」
「もう!石井さんたら!」
女の子と話していると、酒を飲まないと仕事にならないとか話す奴が多い中、彩の思いが聞けたような気がして、彩との距離が少し縮まったような気がして、嬉しかった。
5人組のドリンクを運んだあと、他の卓のオーダーを作ったり、つっちーと2人で結構忙しかった。
そう思っていると30代くらいの5人組の来店。
以前も来たことがあるのをなんとなく覚えていた。
「いらっしゃいませ。5名さまですね。こちらへどうぞ。ご指名はありますか?」
「んっと。彩ちゃんがいいな。他は指名なしだから適当によろしく」
彩か。少しずつ彩を指名する客が増えてきた。
「失礼します。滝田さん、少し彩さんお借りします。」
「おっ!指名か。早く帰ってこいよ。」
滝田さんは嫌な顔せずに彩を見送ってくれるから助かる。
「あそこの5人組の席。垂れ目の人が彩を指名だから。」
「はい。わかりました。あの…石井さんもしかしてノンアルコールカクテルに変えてくれました?」
「あ、うん。いつもノンアルコールだからミキにばれない様に変えたつもりだったけど、まずかった?」
「いえ、ミキちゃんに今日は多めにリキュール入れちゃったけど大丈夫?って聞かれたので、あれ?って思って。ありがとうございます。私、お酒弱くって。お客さまの顔とか性格や趣味とかせっかく聞いたことを忘れちゃうんじゃないかって心配でいつもノンアルコールにしてもらっていたんです。」
「あ、そうなんだ。じゃあ❤マークがついていてもいつかこっそり酒入れてやるよ。」
「もう!石井さんたら!」
女の子と話していると、酒を飲まないと仕事にならないとか話す奴が多い中、彩の思いが聞けたような気がして、彩との距離が少し縮まったような気がして、嬉しかった。
5人組のドリンクを運んだあと、他の卓のオーダーを作ったり、つっちーと2人で結構忙しかった。