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my life

第7章 my life-浴衣イベント

「いしいさん・・・たす・・けて・・・」

「ヤバっ、別に忘れ物を届けてもらっただけで何もしてないですよ。じゃあ!!」

そそくさと垂れ目は帰っていった。

「ごめんなさい、石井さん。忙しいと思って忘れ物の鍵を届けに来たんです。そしたら・・・。でも、大丈夫ですから戻ってください。」
「戻れるわけないだろ。とりあえず、キッチンで休憩な。」

コクンと頷いた彩を連れて店内へ。

つっちーが慌てて駆けつけてきた。

「彩ちゃん!どうしたの?外で何かあった?」
「いえ、何も。お客様の忘れ物を届けに行ってきただけです。お水飲んだらすぐ戻りますね。」
「なら良いんだけど。何かあったらすぐ相談してよね。」

つっちーはチラチラこっちを見ながら灰皿の片付けに向かって行った。

「彩、店の外に一人で行くのは禁止。忙しくても俺たちが対応するから声かけて。」
「ごめんなさい。気を付けます。」

ショボンとした彩の頭をポンポンとたたいた。

「あんな事、忘れちまえよ。」


彩とこんなに話した日はなかったから彩には最悪の日でも、俺にとってはラッキーな日だった。

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