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my life

第8章 my life-急接近

ある週末、姉妹店の送りのドライバーが胃腸炎になってしまい、送りをつっちーと俺ですることになった。

もちろん彩の送りはつっちー。俺は姉妹店。

姉妹店に行き、送りを・・・と待っていたら女の子から誘われた。

「石井ちゃんでしょ?噂はかねがね。チャラ目イケメンじゃん。これからみんなでラーメン食べに行こうって話してたの。一緒に行こう!送りは…一人だけ帰る子いるからその子の送り終わったら行こうよ。」
「おごりなら行く。」
「もちろんだよ。よし!じゃあ下で30分後ね」

車で待機しているとつっちーから電話。

「もしもし石井さん?そっちどう?」
「あー。ラーメンに誘われたよ。」

「え?送りは?」
「一人いるみたいだけど、他の子はみんなラーメン食いに行くらしくて。その子送ってからラーメンかな。」

「あ、それじゃ、まだ彩ちゃん乗っけてるんですけど、その子ついでに送って行っちゃうんで取りあえずそっちの店向かいますよ。石井さんはラーメン行っちゃってください。」
「マジ?サンキュー。待ってるよ。」

少し経ってからつっちーの車到着。もう一人の子を迎えに店内に入ったらつっちーが一人で出てきた。
「やっぱりみんなでラーメン行くから送りいらないって。」
「せっかく寄ったのに残念だったな。じゃ、お疲れ。」

つっちーがエンジンをかけようとしたらかからない。故障?
待っていてもエンジンはかからない。

「う~ん・・・石井さん、彩ちゃんだけなんですけど、送っていけます?」

うっかりにんまりしそうになったのをぐっとこらえた。

「仕方ないな。」

彩はおずおずと運転席の方に顔を出してきた。

「石井さん、私タクシーで帰ります。」
「はぁ?せっかく送ってやるっていってんだから黙って早く乗れ。」

彩はぺこりとお辞儀をし、後部座席に座った。

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