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ほぼ寝ているに等しい彩を抱きかかえ、部屋に入った。

喉が渇いた。俺も・・・とフルーツジュースを飲むと、まさかのアルコール入り。

やられた。

マスターを恨みつつ、彩の酔った姿を見れたことに少しだけ感謝した。

ベッドの上でスースーと寝息を立てている彩の隣に行き、横たわった。

「彩・・・わかるか？」

何度か声をかけたが反応はなし。

このまま少し俺も寝てしまおうかと考えたが、眠れるはずがなかった。

もう少ししてからもう一度呼んでみた。
「彩？わかるか？」
「ん・・・？石井しゃん？どうして？」

「お前よっぱらてんだよ。」
「お酒なんて飲んでないのに・・・」

「お前さ、今どういう状況かわかってる？」
「車の中？・・・ん？どこ？」

周りを見回している彩。まだぽわんとしている。

彩の上に覆いかぶさり、そっと彩の口に自分の口を重ねた。

びっくりした様でジタバタと抵抗する彩の手をネクタイでしばりあげ、口内を犯し続けた。