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「いらっしゃいませー」

滝田さんと彩が同伴。

着替えた彩の肩には見かけないストールが掛けられていた。

店内寒いか？

しばらく様子をみていると、灰皿を交換しようと手を伸ばした瞬間ストールがずれた。

「あ。」

原因俺じゃん。
彩の肩に痛々しい歯型。青くなっていた。

滝田さんにも気づかれ、ドアに思いっきりぶつけてしまってと言いわけをしていた。

ぶつけてもそんな痕つかないだろ。


その後も待機室にいる女の子に話かけに行っても彩は俺の方を見ない。

他の女の子と話していたり、客にメールをしていたり。

避けられてると感じた。

俺は彩が欲しいのに。

全然俺の顔を見ようとしない彩にヤキモキしながら仕事を続けた。