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溺愛メイド

第1章 1

ご主人様がいない日々は、平和で安心だけどなんだかつまらない。

可愛い制服を着ても誰も見てくれない。

自室で久しぶりにまじまじと自分の制服姿を見てみた。制服は支給されたのを正しく着ていたけど、そういえばヘアアクセサリーを使ったことなかったな。

髪の毛も肩につかないくらい短いけど、置いてくれているヘアアイロンで巻いてカチューシャくらい付けたらもっと可愛くなれるのかな、、、。


やっぱり可愛いと思われたくなってる、、。


ご主人様の部屋の掃除はするけど、書斎の引き出しには触れないように初日に言われていた。

会社の重要書類とかあるだろうし、私が見てもわからないけど、、、。


普段あまり出来ない書斎周りを念入りに掃除していると、引き出しからはみ出ていた茶封筒がスカートのフリルに引っかかり落ちてしまう。

「あっ、、どこから落ちたんだっけ、、」


引き出しを触ったと思われないように、あったままに戻しておかないと。


封筒がはみ出してたであろう引き出しに戻そうと、引き出しを開ける。

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