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溺愛メイド

第1章 1

昨日の夜はあまり眠れなかった。
同じ部屋の向こう側にご主人様の寝室がある。
出かけた後の帰宅は結構遅かった。明日はどんな顔をしたらいいの。
昨日バスルームで首筋に跡が付けられているのを見つけた。


「おはようございます…」
「おう」

早起きなご主人様は今日も髪形がしっかりセットされており、身嗜みバッチリ。私がアイロンがけしたスーツがすごい似合ってる。
昨日のことは何も気にしてない様子でコーヒーをすするご主人様、今日も顔が良いな…。


私も気にしてるって思われたら恥ずかしいし、なかったことにして普通に働こう!


お昼をすぎひと段階した頃、背後に人の気配、振り向くとすぐ近くにご主人様が立っていた。
「ひゃっ、」
思わず小さい悲鳴をあげてしまう。

「ティータイムしようか、お前の分も」
気にせず淡々と言う。

「あ、かしこまりました。」

今日のティータイムは何もないよね、、、?

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