ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第93章 誕生日の温泉旅行
「ひな。今日は何の日だった?」
「今日は…」
「今日はひなの誕生日。だから、今日と明日はひながやりたいことなんでもしていいんだぞ。…って、今朝言っただろ。温泉饅頭、食べたいんじゃないのか?本当にいらないのか?」
「…本当は、食べてみたい。けど、お腹膨れちゃうのは嫌なの。五条先生のことだから、今夜のご飯は豪華なの用意してくれてるんでしょ?せっかくのご馳走、ちゃんと食べれなくなっちゃうかも。」
「今日の晩飯はお楽しみだけど……よし。そしたら温泉饅頭は俺と半分にしよう。な。」
ぽんぽん…
ということで、五条先生が温泉饅頭を1つ買ってくれて、
「ん〜!おまんじゅう美味しい!」
「だろ?出来たてなんか店に来なきゃ食えないんだから。1個食べてもよかったのに。」
「ううん。五条先生とこうして半分こするのうれしいからいいの。」
「ん、そうか。…ほら、最後のひと口。あーん。」
「あーん。モグモグ……//」
って、2人で仲良くお饅頭を分け合った。