ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第133章 小さなヒーロー
その後、みんなに言われたとおり、ずっと座ってカルテの整理などをしていると、
…っ、……。
急に具合が悪くなってきて、トイレに行こうと席を立ったら、
「…っ、う"っ!」
お腹に激痛が走り、わたしはその場に倒れ込んだ。
『ひな先生…!?』
医局にいた全員がわたしを見て声を上げる。
その中には神崎先生もりさ先生もいて、すぐにみんながわたしを取り囲んだ。
りさ「出血してる。神崎くん、宇髄先生呼んで。いなければ産婦人科の先生誰でもいいから!」
神崎「はいっ!」
りさ「大きいタオルいくつか持ってきて!そこの2人はストレッチャー!」
『はいっ!』
「っ"……た、痛いっ…ハァハァ、どうしよ…っ、赤ちゃ…っ」
りさ「ひな先生、大丈夫よ。落ち着いて呼吸して。」
りさ先生が冷静に優しく声をかけてくれるけど、わたしは膝を曲げてお腹を抱え、脂汗をかいてパニック状態。
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