ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第133章 小さなヒーロー
数時間後。
産婦人科の病室のベッドの上で、わたしは目を覚ました。
「ひな。」
宇髄「ひなちゃん、わかる?気分どうだ?」
すぐに五条先生と宇髄先生が来て、
「……赤ちゃん………、赤ちゃんは…!?」
まだ麻酔でぼーっとしながら聞くと、
宇髄「大丈夫。赤ちゃん、ちゃんとお腹にいるぞ。赤ちゃんもひなちゃんも、今は落ち着いてるからね。」
そう言われて、なんだか急に意識がはっきりしてきて、
「よかった…。」
吸いっぱなしだった息をすべて吐き出すように言った。
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