ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第58章 言葉の刃
「気を引くってどんな〜?」
姫島「ご飯残したり、ゼリーないと薬飲まなかったり、宇髄先生の治療でわざと発作起こしたりとか、点滴抜くのも屋上逃げるのもそうね。あと、五条先生には好き好きオーラ出しまくり!全部ちやほやされたくてしてんのよ。あざとくて本当にムカつくわ。」
こいつ、マジで何言ってんだ…?
「その子、五条先生好きなんだ。笑」
姫島「生意気よね。昔、一緒に住んでたんだか知らないけどさ、ここで再会したのなんて偶然なのに。こっちは黒柱に近づきたくて、一生懸命勉強してノワール入って、黒柱が2人いる小児の配属勝ち取ったのにさ。五条先生も神崎先生も全然振り向いてくれないんだもん。藤堂先生も宇髄先生も工藤先生もね。」
「そんなに黒柱狙ってんなら、あんたが何か仕掛けたら?その子を出しに食事誘うとか。」
姫島「ふふっ、実はもうやったわよ。食事に誘うなんて、正面切って黒柱を落とすなんて無理。だからね、あの子を黒柱から引き離そうと思って。」
「え?何したの??」