ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第58章 言葉の刃
「汚れてるって言ってやったわ。カルテに親から強姦受けた可能性が書かれててね。親にチンコ入れられたんでしょ?って、手術したのもそのせいよ。って言ったのよ。そしたらもうこの世の終わりみたいな顔して笑。その後は、五条先生にも触らないでって言ってたわ。」
……ふざけんなよ。
黙って聞いてりゃベラベラベラベラと…
ガタッ___
頭に上り切った血が噴火しないように、そっと箸を置いて席を立つ。
そして、振り返って…
「姫島」
「…っ!?く、工藤先生。お疲れ様です!お昼ですか??」
「何慌ててんだよ。」
「いえ、慌ててなんて。突然声をかけられたので。」
「そうか。俺にも気づかないくらいお喋りに夢中だったか。」
というと、姫島の表情は真っ青に。
「自分でわかってるよな?ちょっと来い。」
と、姫島を小児の医局に連れてった。