ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第71章 治療という名の天罰
宇髄「ひなちゃーん、まずは内診からな。力抜いてー…」
最後にこの椅子座ったのいつだっけ…?
久しぶりの宇髄先生の検査に、正直な身体はプルプル…
藤堂「まだ痛いことしないから大丈夫だよ。ふぅ〜って息吐いてごらん。」
……ま、だ…?
藤堂先生が"まだ"って言ったのが気になって気になって仕方ないけど、
「ひな、息吐く。固まってたら痛いぞ、いいのか?」
って、怒ってないのに怒ってるみたいな、いつも通り、医者してる時はぶっきらぼうな五条先生に言われて、
「ふぅ〜……」
と大きく息を吐いた。
ビクッ…
「ん…っ」
宇髄「痛いか?」
「はぃ…」
宇髄先生の指が入った瞬間、あそこに少し痛みが。
宇髄「間空いたからなー…ちょっと狭くなってんだな……」
独り言のように呟きつつ、
宇髄「ひなちゃん、我慢できないほど痛かったら教えて。ほぐしながら診ていくから、ちょっと気持ち悪いけど我慢してな。」
って、中を指でごにょごにょごにょごにょ…
「んん…っ……」
藤堂「大丈夫大丈夫。力入れないよ。」
体感的には5分くらいだけど、実際にはたぶん1分もない。
あそこの入口や中をほぐされたら、
宇髄「ひなちゃん、ちょっと押すぞ。」
って、次は指を中に入れたままもう片方の手でお腹を押さえられ、
「ん"ーーっ!!…ったい…ハァハァ、い"、痛いっ……」
あまりの痛みにしばし悶絶。