ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第71章 治療という名の天罰
宇髄「…よし、ひなちゃんもう大丈夫だ。管は入ったからな。これから子宮の中にお水入れていくぞ。ちょっと気持ち悪い感じするかもしれないけど、痛くはないからな。」
何が大丈夫なのか全くわからない。
もう痛くないって言われても、その管を入れられてるのがもう痛いんだから、痛くなくはない。
それに水を入れるのだって、子宮にツーンとした痛さが襲ってくる。
なにも痛くないことないし、なにも大丈夫なことない…
「んい"っ…ん……グスン…痛、痛いっ……」
あぁ、こんなことになっちゃうなんて…
こんな痛いことされるなんて…
わたし、神様から怒られたんだ。
嘘ついて隠して、悪いことしたからこうなった。
これはきっと、天罰だ。
罰を与えられたんだ…
なんとか気でも逸らそうかと考え事しても、こんなことしか浮かんでこない。
「ヒック、ヒック……ん"ん"…っ……痛っ……い"ぃ…グスン、もう嫌だ…っ」
「ひなつらいな、痛いの嫌だな。でもあともう少しだ。もうすぐ終わるから頑張るぞ。」
藤堂「ひなちゃんもう少しだからね。もう痛いの終わるよ。」
「うぅっ…痛……グスン…い"…っ……五条先生っ…ん"っ…グスン…」
涙をポロポロ流すわたしは、いつの間にか五条先生にしがみつきながら、必死になって耐え続けた…