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「大丈夫か？聞いてなかったか？」



「え？いえ、聞いてました。」



工藤「質問は大丈夫？今のところでわからないことや気になることはなかった？」



「えっと…、検査はどのくらい痛いですか…？」



工藤「え？」



「その、管を足に入れて心臓に入れるって、なんかそれだけで身体中が裂けそうというか…とにかくすごく痛いのかなと思って。麻酔で眠るんですか…？というか、どうして直接心臓に入れないんですか？」



「ひなぁ…。聞いてないと思ったけど、そんな始めの方から聞いてなかったのか…」



「え？」



「その話はちゃんとしてくれてたぞ？管は太い血管を通して心臓まで入れる。最初に麻酔する時だけ痛いけど、後は痛くないって。」



「す、すみません。聞いてたんですけど、頭に入ってなかったみたいです。」



藤堂「うん、つまり聞いてなかったね。笑」



「…っ、ごめんなさい。」