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ドSな兄と暮らしています

第4章 見つかったもの

「私、兄ちゃんと暮らしてからも、とっても幸せだよ。兄ちゃんが引き取るって言ってくれたあの瞬間、私には兄ちゃんが助けに来てくれたんだと思った」

真希さんは、深く頷く。

「いろんな屈折はあるだろうけれど、7年間必死で、汐夏を守ってきた創太が、これからも手放すわけないのよ。今は安心して守られて良いのよ」

すっきりとした答えやはっきりとした導きはなかった。
でも何となくだけれど、確信が持てた事はある。

それは兄ちゃんが私のことを大切にしてくれていることだった。

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